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誰の意見を取り入れて物事を判断するか?

DATE . 2021.07.01

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : LIFE WORK DESIGN

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

誰の意見を取り入れて物事を判断するか?

今日は「誰の意見を取り入れるか」というテーマについてお話ししたいと思います。

始めに今回のお話の結論からお伝えしますと、「責任のない意見を大事な決断の判断材料にしてはならない。」と僕は思っています。
つまり、「責任をもって意見を発してくれる人」の意見を取り入れる様にした方が僕は良いと思います。

例えば、何かの選択で困っている時に多数決という手段を取ることが多いと思います。

ただ多数決というのは、多数決の参加者が重い責任を負うことはないので、基本的に状況も深く理解しようとせず何となくで選択をする人が多いのではないかと思います。
「他の人にも意見を聞いているだろうし、明確な理由はないけど、これでいいか。」という心理が少なからずあると思うんです。

この様に考えると、多数決から新しいアイディアが生まれ、企業活動や人の人生に追い風をもたらす事って少ないのではないかと思います。
また、基本的に新しいことを始める時は、反対意見の方が多いですよね。

その新しいことを始めるか始めないかで迷っている時に多数決という手段に頼ってしまうと、反対派の方が多くなる確率が高いため、間違いなく前には進めません。

誤解がない様に念のためお伝えしておくと、もちろん多数決が必要な時もあるので、絶対に不要だということではなく、今の状況をみて使い分けたり、あくまで参考程度に留めておくことが大切なのではないかと思います。

無責任なことは言えない。

もし僕に相談を持ちかけてきてくれる方がいたら、可能な限り責任をもって意見を返す様に心がけています。

そのためには、僕にもやらなければいけないことがあります。
・相手の状況や人(どんな人なのか)をしっかり理解してから意見を発する。
・とにかく意見を押し付けるのではなく、自ら気づいていただける様に質問を繰り返す。
・無責任なことは言えないので、僕が何かが原因で責任を持ていない様な状況であれば、正直にそのことを伝える。

僕の一言で相手の人生が大きく変わってしまうこともあるので、パッと思いつきで意見を言う様なことは僕にはできません。

どうしてもわからない時は「ごめん!僕もそれに関しては、どうしたら良いかわからない!けど話を聞くことはできるよ。」と正直に伝えます。

そのロゴは誰のため?

これをクリエイティブの現場に当てはめて考えてみたいと思います。

例えば、ロゴマークの制作依頼をし、何案か制作会社から提案され、どれにしようか迷っているとします。
この時に周りの人に多数決をとってしまったらどうでしょうか。。。

前提として、ロゴマークはあらゆる要素を踏まえて構築されていきます。
伝えたい思い、どんな価値を提供するものなのか、ターゲット(ペルソナ)はどんな人なのか、などなど。

それをクリエイティブのプロであるデザイナーがイラストで表現し形にします。

これらの前提があるのにも関わらず、状況を深く理解していない方やターゲット(ペルソナ)でない方に多数決を求めてしまうと、間違いなく良い制作物は出来上がりません。
おそらく多数決の結果に惑わされ、迷走し、方向性がどんどんズレていってしまいます。

僕たちが提供しているものはアートではなくデザインです。
なので、あくまでも「顧客視点」で制作にあたっています。

相談をする側も、相談をされる側も、今回書かせていただいた事を常に心がけていくことができれば、選択をする際に多くの時間をかけて悩むことは少なくなり、さらには一貫性を持った行動ができるのはないかと思います。

それではまた!

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