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目先数字に飛びつかない

DATE . 2021.07.01

UPDATE DATE . 2024.04.04

Category : LIFE WORK DESIGN

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

目先数字に飛びつかない

ブランディングディレクターの萩原です。
今日は「目先の数字に飛びつかない」というテーマについてお話ししたいと思います。

仕事をしていると、常に「数字」が付きまとってきますよね。
僕もこれまで携わってきた仕事ではいつも数字と隣り合わせでした。

小売業の店長時代は、店舗の売上はもちろん、人件費のコストを削減したり、エリアマネージャーが週に一度採点する店舗コンディションの点数であったり。
メーカーの営業時代は、個人の売り上げ、販売台数、問い合わせ件数などです。

数字を出していかないと企業活動を続いていきません。

これからのお話の大前提ですが、間違いなく数字は大事です!

目先の数字を追うと自分を苦しめる

ただ、ここで注意したいのは「目先の数字」にとらわれてしまうのは危険です。

目先の数字を追っていくと間違いなくできることの範囲が狭まっていき、後々自分たちを苦しめることになります。

例えば、少しでも売り上げを立てたくて、とにかく案件を受注しようと躍起になっていたとします。
とにかく売り上げを立てようとすると、まず思い浮かぶのが値下げです。

競合他社よりも値下げをすれば、安いに越したことはないので、受注の確率が高まります。
ただこれは目先の利益を追っているに過ぎなくて、将来実現したい目的からは遠のいていることになります。

値下げをして受注をすれば間違いなく売り上げは立ちます。
ですが、値下げをした分、その他の案件でまた売り上げを立てなければなりません。

売価10000円の商品を売るための人件費が5000円だったとします。
これを売価7500円に値下げして、人件費が変わらない場合、利益が半分になります。

ということは、値下げ前の利益を上げるには、倍の労働が必要になってくるということです。
もしくは人件費を減らして、原価を下げるかです。

人の労働力には必ず限界があります。
単純に5000円の利益を出すために人が倍動かなければならなかったり、

または人件費を減らしたりすれば、それだけ一つの案件に注力できなくなるということです。
そうすると間違いなく、サービスの質が落ちていきます。

役に立つだけでは意味がない

これからの時代は「役に立つ人」よりも「誰かにとって意味のある人」になっていかなければなりません。

役に立つとは機能的です。

誰かにとって役に立てていれば良いだけなので、機能面のみで判断されがちです。

つまり、「役に立つ」は機械に仕事を奪われていく可能性が高いです。

意味があるは「誰でもいいではなく、あなたにお願いをしたい」という状態です。
「意味のある存在」だと思っていただいている人数が少しずつ増えていけば、いずれ何者かになっていくのだと思います。

目先の数字を追ってしまい、サービスの質が落ちたり、必要最低限の価値しか提供できず、「役に立つ」状態のままだと、この先より生きづらくなっていくかもしれません。

実際に僕も目先の数字を追い過ぎて失敗をした経験があります。

店長をしていた頃のことですが、店長になりたてで目先の数字ばかり追ってしまっている時に、お客様から「この店の接客は良くない!時間が無いからか質問されたことに回答したらすぐにその場を去ってしまうし、商品の知識もあまり無い。
あなたたちは商品を棚に並べて、お会計することだけが仕事なんですか?」と言われたことがあります。

正直、ハッ!と思いました。

そのお客様が再び来店してくれることはありませんでした。

僕は役に立つだけの存在に、自らなりにいっていました。

売上や上司からの評価(店舗コンディションの点数)ばかりに気を取られ、教育や接客に意識が向いていなかったんです。

そこから3ヶ月はあえて徹底的に数字を見ない様にして、一時的に売上が下げること覚悟で、将来に投資をしようと考える様にしました。
目先の数字は厄介です。

安心を与えるからです。

SNSで何かを投稿していいねがたくさんついたら安心しますよね。
ただ、そのいいねが未来に繋がっていないと意味がないんです。

目先の数字を追いすぎることは絶対にやってはいけないことだと思っています。

役に立つ存在から意味のある存在になるために、
正直めちゃくちゃ勇気がいることですが、一緒に頑張りましょう!

それではまた!

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