愛鷹製作所
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Web / Branding / Brand-development
ブランドパーパス、コンセプト開発
ブランドプロミス策定
各種コピーライティング
メディアサイト制作
ギフト提案サービスの提案資料制作
株式会社スマイルレーベル(以下、スマイルレーベルさん)は、個人のお客様向けのギフト専門メディアの運営やギフト提案サービス、法人のお客様向けのPR・プロモーション支援、さらにギフト関連の記事監修・執筆まで、多岐にわたる活動を展開されています。
スマイルレーベルさんの主力事業であるギフト専門メディアが当初抱えていた課題は、ギフト専門の会社としての活動意義を明確に打ち出しながらも、「一貫しているコアバリュー」をメッセージ化、ビジュアル化する点にありました。
この課題を解決するため、潜在的な価値を発掘して言語化し、共感を生む仕組みとして具体化する。
そして、継続的な運用を通じて「選ばれ続ける強いブランド」へと成長させる。
この目的を達成するためのプロジェクトがスタートしました。
ブランドコンセプト開発を行う上でまず取り掛かったことは、パーパスを言語化することでした。
当初は理念やパーパスを明確に言語化する予定はありませんでしたが、お話しを伺うにつれ、業界内における社会的な課題やその対策に関する話題が多く、スマイルレーベルさんには強い危機意識があることが伺えました。
そのため、コンセプト開発を行う前に、まずはパーパスから明確にすることで、社会の中でどのような役割を担うブランドなのかを可視化することができ、より愛されるブランドづくりにつながると考え取り組んでいきました。
結果的には、ギフトメディアサイトのリニューアルと併せて、企業としてのパーパスを伝えるコーポレートサイトを新設。
Webサイト制作では、「ギフト専門メディア」というプロダクトブランドと、「スマイルレーベル」というコーポレートブランドの一貫性を強化しました。
「のこしたい繋がりを、ずっと。」
プロジェクトの過程で明確になった、スマイルレーベルさんの「ブランドパーパス」です。
現代は、ライフスタイルの多様化、働き方の多様化など、あらゆる場面で多様化が進み、各々が自身の価値観や生き方に従って行動しているからこそ、人との新しい出会いや別れも過去に比べ増えてきたのではないかと思います。
そうした時代背景の中でも、「今後も関係性を絶やさず、のこしたいと思える繋がりは誰にでもあるはず」という仮説を起点にパーパスを思案しました。
さらに、「スマイルレーベルは、正しいギフトに関するマナーや”あの人に合う”おすすめギフトの紹介を通して、すべてのギフト体験の向上を実現し、大切な人との「縁」が笑顔とともに深まるよう活動を続ける会社。」でありたいという意思を込め、「のこしたい繋がりを、ずっと。」をブランドパーパスとして策定しました。
「物語と、贈る」
「ギフトを受け取る人は、モノを受け取るだけでなく、贈り手の想いや品選びの物語も見えてくると、もっとギフトに価値を感じることができる。」という仮説が起点となったブランドコンセプトです。
スマイルレーベルさんは、大切な人への贈り物をお考えの方に向けて、モノだけではなく、物語とセットでギフトを届けるためのお役立ち情報をメディアを通して発信しています。
そのため、執筆されたメディア記事には、「ギフト商品を贈ることの”意味”」がしっかりと明記されています。これはスマイルレーベルさんならではの強みであり、ユーザーにとっても大きな価値であると捉えました。
「伝えきれない気持ちや想いまで、確かに相手に受け取ってもらえるようなギフトシーン」を創出し、より関係性が深まる機会を世の中に増やしていくために、「物語と、贈る」をコンセプトに掲げました。
リニューアル前は細分化された膨大な量のカテゴリーから探すようなサイト設計だったため、リニューアル後は感覚的に探したい記事へ行き着けるよう、「〇〇から探す」といった大きな切り口を設けました。
さらに、「〇〇から探す」に対してキーカラーとキービジュアルを設けることで、ユーザーが現在探している切り口を感覚的に認識できるようユーザビリティにも配慮しました。
クライアント様が使用するCMSの仕様については、単純なブログの機能だけでなく、アイコンなどで記事を装飾する機能を加えました。これにより、記事ページが単調なレイアウトにならず、楽しんで読み進められる“読み物”としてコンテンツ作りができるように開発しました。
コラムページは、全体的に統一感のある運用ができるよう、クライアント様が自身で制作・運用できるようなアイキャッチテンプレートを作りました。
ギフト専門メディアのトーンやカラーは保ちつつ、シチュエーションも送る相手もさまざまな「ギフトを誰かに送る」というワクワクを、色や形で抽象的に表現しました。
また4つのサービスに関しても具体的なビジュアルというよりは、アイコンに落とし込むことでわかりやすさを重視しました。
スマイルレーベルさんはギフト提案サービス「Giftings」も提供されています。
ギフト専門メディアやコーポレートサイトの制作過程の中で、「Giftings」の提案資料も今回のブランドコンセプトを反映させようという話になり、制作させていただくことになりました。
「物語と、贈る。」というブランドコンセプトをより具体化し、「ギフトから始まる物語」をテーマに本のようなデザインに仕上げました。
それぞれの贈り物が紡ぐ物語として、心に残る体験をお届けできるようにデザインしています。
プロジェクト発足前のヒアリング段階から納品後のフォローに至るまで、首尾一貫して寄り添う姿勢を大切にされていることが印象に残っています。私たちにとって初めてのリブランディング・サイト制作依頼であり、ゼロベースからの調査を経て十数社問い合わせた中でもその親身な対応が依頼の決め手となりました。また、ブランディングアイデンティティを策定するまでに、経験に裏打ちされた緻密な計画のもとで、共に伴走しながら道案内をしていただいたので、安心して自分たちの想いを深めることができました。
リブランディングをともに進めていく過程で、これまで私たちに無かった視点での事業展開やサービス改善についてもアドバイスをいただきました。現時点ではメディアとしてのコンバージョン達成だけでなく、ギフト関連のコンテンツづくりに関して多くのご依頼をいただける広がりを期待しています。実際にプロジェクトを経てウェブサイト公開から半月程度で、外部メディアからのコンテンツ制作/監修依頼3件、テレビ・ラジオの出演依頼2件と、上々のスタートを切ることができました。
【WEBサイト】
▼コーポレートサイト
https://smilelabel.jp/company/
▼ギフト専門メディア
https://smilelabel.jp/
【担当】
Project Management:Yamada Hironobu
Brand Direction:Hagiwara Masataka
WebDirection:Ichimura Hikaru
WebDesign:Ishita Akie
GraphicDesign:Terashima Misaki
Coding:Hrabayashi Kazuki
Writing: Hagiwara Masataka