藤田九衛門商店
Project
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Branding / Pamphlet / Package / Poster / Flag / Web
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Web / Branding
わたしたちは毎日、少しずつ変化し成長していきます。
これは、こどもも大人もみな等しく。
こどもたちは、遊びから知識を広げ、知恵を育み、
出会いから新しい世界を知り、昨日とは違う今日を生きる。
もしもしのほし保育園は、日々変化する自分を楽しみ、
安心して生きられる「こころの安全基地」となります。
2012年に会社設立後、ぬいぐるみのOEM企画・生産からはじまり、現在ではプリスクールの運営、メタバース開発、Vtuber制作と
多岐にわたる事業を展開している、株式会社モシーモさんの保育園運営事業であるもしもしのほし保育園。
もしもしのほし保育園には保育の仕事に誇りを持つスタッフさんが多く在籍されていますが、
スタッフさんが持つ想いや魅力を外部にうまく発信できていない状況でした。
実際に、もしもしのほし保育園に子供を預けている親御さんからも、保育士さんに対する感謝の声が多く寄せられていたことから、
この魅力をもっと多くの方に知ってもらう必要性を感じたため、ブランディングに取り組むこととなりました。
▼ヒアリングの際に明確になった課題をまとめると下記のようになります。
・もしもしのほし保育園の魅力や独自性を伝えるためのコンセプトを再定義したい。
・ホームページをコンセプトに沿ったビジュアルに改修し視覚的にも良さを伝えたい。
・もしもしのほし保育園というブランドに対してスタッフが共通認識を持てるようにしたい。
・もしもしのほし保育園の価値観に共感してくれる職員の応募、入園希望者を増やしたい。
課題を一つひとつ解決していくためのブランディングプラン。
まずは理念や方針を見直すところからプロジェクトがスタートしました。
・園長先生参加型で保育理念、保育方針、保育目標の見直し。
・自社分析を行い、点でバラバラになっている強みをまとめ、際立たせるポイントを明確にする。
・価値を一言で伝えるコンセプト設計。
・ホームページを改修し、ブランディングの基盤づくりを行う。
・職場の文化や価値を可視化するためリクルートページを設け、もしもしリクルートブログを新設する。
もしもしのほし保育園は「子どもたち一人ひとりの未来を見据えて、小さな好奇心と日々の成長・変化を支えている」という
ワークショップでの気付きから、まずはブランドアイデンティティを「一人ひとりの好奇心と歩む、パーソナライズ保育園」と定めました。
そして、一人ひとりの物語に気づき、保育士が子どもたちに寄り添う姿勢は、
親御さんからも評判を得ている、というファクトも鑑みて決まったコンセプトが「きみだけの物語をつくろう」。
このコンセプトは、ワークショップに参加したスタッフさん全員が納得できる言葉となりました。
常に変化し続ける子どもたちを、変光星(日々変化する星で、様々な種類がある星の名称)と捉え、
生き生きと保育園生活を行っている子どもたちの写真を、アニメーションで動く星と一緒にサイトの各所に散りばめました。
背景には薄いグレーを使用し、ポップすぎない「安心感」や暗すぎない「宇宙感」を演出しています。
アニメーションで動く星は、一人ひとりの物語が飛躍するようにと願う、もしもしの星の先生方や親御さんなどの大人たちをイメージしており、
カラーは、各園ごとのメインカラーを使用しています。
開園当時からある各園毎のカラーや、もしもしのほしの園名から連想される星のイメージを崩さずに、新たに策定されたブランドコンセプトを表現しました。
他のページのデザインは装飾も多く、楽しい雰囲気なのに対して、
園の特色を説明するページは、内容やメッセージを伝えたいページのため、写真を大胆に使ったシンプルなレイアウトにすることで可読性に配慮しました。
保育園のページでは沢山の色を要所要所で使用しているのに対し、採用ページはライトなブルーとエメラルドグリーンを
多めに使用することでポップな印象を和らげ、採用ページであることを認識しやすくしています。
採用情報ページでは、園毎の募集職種が一目で分かるような一覧ページを作成し、
ワードプレスの管理画面は職種の管理や投稿の容易性を意識したカスタマイズを行いました。
現在お聞きしている大きな変化としては、社内の中に共通認識が生まれたことや、お問い合わせの質が向上し量も徐々に増えてきているとのことです。
採用面でも、ホームページ公開後すぐに「ぜひここで働きたい」という応募があったとお伺いしています。
今後ホームページだけでなく、ブログやSNS、オフラインイベントなどを通して更なるブランド強化を図っていく予定です。
Director | Hagiwara Masataka |
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Photo | Nakamura Hiroki |