トーンブランディング

tel.0120-622835

営業時間/10:00〜18:00 定休日/土日祝日株式会社アプリコットデザイン TONE BRANDING事業部

トップページ > ジャーナル > 企画は、変化球ではなく、ど真ん中ストレートで良い。

企画は、変化球ではなく、ど真ん中ストレートで良い。

DATE . 2021.10.01

UPDATE DATE . 2024.04.01

Category : マーケティング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

企画は、変化球ではなく、ど真ん中ストレートで良い。

今日は「変化球に味をしめるな!」というテーマについてお話ししたいと思います。
社内で何かを企画する際に意識しておきたいことを書いていきます!

通ることのない提案

チームでプロジェクトのコンセプトを決める時や施策を考える際に、「全員でアイディアを出し合おう」という話になることが多いと思います。

この時に、特に若手がついついやってしまいがちな失敗があります。

それは、これまでに聞いたことがない様な独創的な案を出そうとしてしまうことです。

人は誰だって自分の存在を多くの人に認めて欲しいと思っています。

自分にしか思いつかない様な提案を出すことで、多くの人に自分の存在を認めてもらえるため、この様な提案をしてしまうのではないかと思います。

ただ、基本的にその様な企画案が通ることはありません。

顧客視点になれているか?

なぜか?

・・・

それは、企画を考えるにあたっての視点が、「誰もやったことないこと」=「面白い企画」となってしまっているからです。

誤解がない様にお伝えしておくと、独創的な企画自体が悪いと言っている訳ではありません。
独創的な企画がないとイノベーションが生まれないですもんね。

「誰もやったことないこと」=「面白い」・・・
おそらくその企画を面白いと思っているのは発案者だけです。

消費者はここがイコールで結びついているとは限らないですよね。

面白いと決めるのは、あくまで消費者です。

つまり、何が言いたいのかというと、その企画は「全く顧客視点に立った案ではない」ということです。

主観を一切排除して顧客視点に立ち、それでも独創的な案が面白いと思えば、それはやってみる価値があると思いますが、
独創的なアイディアの大半は、「それって誰が面白いと思うの?」という案だったりします。

求めているのはメジャー感

消費者は変化球を求めていません。
むしろド真ん中直球を求めています。

例えば、超有名アーティストがのライブで誰も聞いたことない曲ばかり歌っていたらどうですか??

代表曲の合間に新曲を発表する程度なら、次はどんな曲なんだろ?と好奇心が刺激され、会場が沸くかと思います。

ですが、ファンが思っていることは「私の好きなあの曲を聞きたい!」です。

日本の漫画やドラマも軸となるストーリーの流れは大体どれも同じですよね。

ざっくりですが、
希望に満ちた状態で物語がスタート

壁に打ち当たり挫折

目標に到達しハッピーエンド

基本的にヒットしている作品はこの流れですよね。

考えている企画に相手が存在するのであれば、
その企画は相手が喜ぶモノなのか?
相手のためになっているのか?
常に疑いながら考えていくことが大切です。

「今まで見たことがない、誰もやっていない」=「面白い」というのは頭から排除して
軸は誰もが期待する王道ととした上で、独自性(ならではの企画)を出していきましょう!

それではまた!

Other Journalその他のジャーナル

トップページ > ジャーナル > 企画は、変化球ではなく、ど真ん中ストレートで良い。