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得よりも損の回避が優先だからこそ、ブランド化を急ぐべき。

DATE . 2021.08.04

UPDATE DATE . 2024.04.01

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

得よりも損の回避が優先だからこそ、ブランド化を急ぐべき。

今日は、「得よりも損の回避が優先だからこそ、ブランド化を急ぐべき。」というテーマでお話したいと思います。

人は基本的に得をすることよりも、損をしない様にすることを優先的に考えて物事を判断します。
極端な例えですが、手元に100万円があるとして、
「クイズに答えて正解だったら100万円プレゼントします。ただ、ハズレてしまった時は今持っている100万円のうち70万円は回収します。」
と言われた時、ギャンブラーでない限りは、この話には乗らないと思います。

正解すれば200万円になるのにも関わらず、70万円を失う方が怖かったりしますよね。

この様に、多くの人はまず損をしないことを第一に考えています。

リスクの種類

話は変わりますが、ブランド戦略の重要性の1つに「リスクを回避できる」ことがあげられます。

これがどういうことなのかご説明していきたいと思います。

消費者は商品やサービスを購入する時にいくつかのリスクを考えた上で購買まで至ります。
・機能的リスク→商品(サービス)が、消費者が期待しているほどの機能を果たさない。
・身体的リスク→商品(サービス)が、利用者や周囲の人々の健康被害を与える。
・金銭的リスク→商品(サービス)の価値が、価格と見合っていない。
・社会的リスク→商品(サービス)が社会的な迷惑をもたらす。
・心理的リスク→商品(サービス)が利用者の精神状態に悪影響を及ぼす。
・時間的リスク→選択の失敗により、もう一度他の商品を探すという無駄な時間が発生する

これら7つのリスクを感じてしまうと消費者は購入まで至りません。
それは、費やしたお金や時間を無駄にはしたくない(損をしたくない)という感情が働くからです。

ブランドはリスクを回避することができる

利用を検討しているブランドへのイメージが、ポジティブな状態であれば、消費者は安心してそのブランドを利用します。

例えば、家族で旅行に出かけているとして、旅行先に向かっている道中で美味しいコーヒーが飲みたいというニーズが発生したとします。
(おまけに少し寝坊をしてしまい、急いでいるという状況です。)

そんな時に、見たこともないコンビニとセブンイレブンが目に入ったとしたら、多くの方がセブンイレブンに足を運ぶのではないかと思います。
(セブンイレブンのコーヒーってクオリティー高いですよね!)

この差は、紛れもなくブランド力の差です。
そしてこれがブランディングの賜物だと思います。

つまりブランディング行い、じっくりとブランドを育てていくことができれば、消費者は損をする事は無いだろうと判断するので、必然的に「売れ続ける仕組み」が出来上がっていくということです。

ブランドは消費者の購買意思決定に大きく影響を与えています。
経済が悪化すればするほど、損はしたくない!という感情が強まりますよね。

なので、今すぐにでもブランディングに取り組んでいただきたいと思うのです。

消費者のリスクを低減させ、少しでも不安を取り除くことができるブランディングを行っていきましょう!

それではまた!

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