Journal ジャーナル

住宅会社のブランドは「憧れ・共感・応援」で選ばれる
どうも、中村です。
みなさんには「このブランドが好きだ」と思うものがありますか。
僕にもいくつか心から好きなブランドがあります。先日、その「好き」がどこから来ているのかを少し考えてみたら、ブランドへの愛着は「憧れ」「共感」「応援」という三つの感情に集約されることに気づきました。
これは住宅会社のブランドづくりにも、そのまま当てはまります。今日はこの三要素を、家づくりの文脈で掘り下げてみます。
「いつかこの会社で建てたい」という憧れ
まず「憧れ」。僕は高校生の頃、あるアパレルブランドに強く憧れていました。当時の僕には高すぎて手が届かなかったけれど、そのスタイルや姿勢に心を奪われていた。そして大人になった今、ようやくその服を手にできるようになっても、あの頃の気持ちは変わらず好きでい続けています。
住宅も同じです。「いつかこの会社で家を建てたい」と憧れてもらえる住宅会社は強い。今すぐは予算が届かなくても、その世界観や家づくりの姿勢に憧れた人は、数年後、家づくりが現実になったときに真っ先に思い出してくれます。
だからこそ、御社が「どんな暮らしを実現する会社なのか」という象徴的なイメージを、ぶれずに発信し続けることが大切なんです。憧れは、長い時間をかけて指名につながります。
「価値観が合う」という共感
次に「共感」。僕が長年愛用しているカメラのSONYは、ただ性能が高いだけでなく、そのデザインやスマートさに惹かれています。「自分もこんなふうにかっこよく撮りたい」という気持ち、つまり感情への共感が、ブランドへの愛着を後押ししているんです。
住宅会社も、家という機能を売っているのではありません。その家で家族がどんな時間を過ごすか、どんな価値観で暮らしをつくるか。そこに「わかる、うちもそういう暮らしがしたい」と共感してもらえたとき、お客様は御社を「自分たちの会社」だと感じます。
性能や価格という機能的価値だけでは、共感は生まれません。御社が何を大切にして家を建てているのか。その価値観を言葉にして伝えることが、共感の入り口になります。
「この人たちに頼みたい」という応援
そして三つめが「応援」。これは、自分が信じる会社や人を支えたいという感情から生まれます。僕自身、社員が一生懸命な姿を見ると「この人にまた頼みたい」と応援したくなる瞬間があります。
住宅会社は、まさにここが効きます。家づくりは一生に一度あるかどうかの大きな買い物。だからお客様は「信頼できる人・応援したい会社に任せたい」と強く思います。
つくり手の顔が見え、家づくりへの情熱が伝わる会社。地域と真剣に向き合っている会社。そういう住宅会社には、「この人たちを応援したい」という気持ちが集まります。特に地域の工務店にとって、この応援される関係こそが、大手にはない最大の強みになります。
住宅会社のブランドは、感情でできている
住宅会社に置き換えると、「あの会社の家に住みたい」という憧れ、「この暮らしの価値観、わかる」という共感、「この工務店を応援したい」という支持。この三つが積み重なると、価格やスペックの比較から抜け出せます。
性能や価格を打ち出すことはもちろん大事です。でもそれと同じくらい、お客様の感情にどれだけ寄り添えるか。憧れ・共感・応援をどう引き出すか。ここが、価格で比較されない住宅会社になれるかどうかの分かれ目です。
家を売るのではなく、お客様との感情のつながりを育てる。それが、長く選ばれ続ける住宅ブランドをつくる、いちばん大切な要素だと思います。
それではまた!



